Daer my sister
*2010.03.17 Wednesday*

もしかしたら、この選択が僕にとって
逃げ道とかじゃなくて先に繋がる通過点だとしたら…
それに当主ったって、
僕は父さまの後をただ継いだだけ。
そんな僕がこの先何が出来るかなんて想像もつかないし、
今、一番向き合わないといけないのは自分自身だと気づいたから。
僕はこの館から離れて、
キングス・カレッジ・オブ・へースティングスへの入学を決めた。
アルマンとの話が済み、僕は部屋に戻る。
あと数日でこの部屋から…
館から居なくなるだと思うと不思議な気持ちになる。
身の回りの荷物は殆どメイド達がトランクにまとめてくれた。
後は僕の手持ちの荷物だけ。
ペンと手帳に、いつも読む本に、
写真立てに入った、小さい頃の最後の家族写真…
悪戯に引っ掛かる叫び声も
廊下を駆け出していく音も
追い回してくる執事の声も
それが途絶える日なんてなかった。
僕が出て行く事になったらきっと、
凄く静かになるんだろうなぁ…
そういえば、姉さまはそんな僕の悪戯話ををいつも楽しみに聞いてたっけ。
…うん、決めたっ!
今の僕に出来る事、それは…